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AOAO SAPPOROは、札幌市中央区南2条西3丁目20のmoyuk SAPPORO内、4階から6階にある都市型の水族館です。生物の展示を中心に、水族館を支える作業の公開、本を使った観察、映像表現、飲食の場を組み合わせています。館内はCONNECT、SCOPE、COMMONSという三つのゾーンで構成され、水中にいる生物だけでなく、人がその暮らしを支える仕組みにも触れられます。狸小路エリアの商業施設内で、複数階にわたって水の世界を巡る施設です。 CONNECTにある「水の循環のラボ」では、水族館で使用する海水をつくる設備を公開しています。魚類用とペンギン用の二つのプラントがあり、それぞれ一度に約3000リットルの海水を製造します。プラントは直径約1.6メートル、高さ約2.7メートル。毎日塩を補充してつくられた海水は各ゾーンの展示水槽へ送られます。海から離れた街の建物の中で海の生物を飼育するために、どのような設備と日々の作業が必要なのかを具体的に知ることができます。 もう一つの「水の生物のラボ」は、飼育を支える仕事に目を向けたエリアです。展示生物の健康管理などに使う予備水槽や、生物の食事を用意する作業の様子を公開しています。完成した展示水槽の前では見えにくい、生物を育てる過程やスタッフの仕事が展示に組み込まれているのが特徴です。見学時に行われている作業は状況によって異なりますが、生物の姿と、それを支える人の活動を同じ館内で観察する構成になっています。 SCOPEのネイチャーアクアリウムでは、水草が茂る水中景観の中に小さな生物が暮らしています。個々の魚だけでなく、植物と生物が共存する景色を眺める展示です。一方、ライブラリーアクアリウムの「観察と発見の部屋」は、水槽、解説、本を一つの展示ユニットにまとめています。生物の見た目の特徴をオノマトペで分類し、実物を観察することと本から知識を得ることをつなげています。この展示は2025年のグッドデザイン賞を受賞しています。 COMMONSでは、キタイワトビペンギンの展示が見どころの一つです。両足で跳びはねながら移動する習性があり、泳ぐ姿と陸上での動きを観察できます。陸場には六角形の展示ブロックを用い、その配置によって形状を変えられる仕組みを採用しています。固定された岩場を模した水槽とは異なる構造で、ペンギンの暮らす環境づくりにも特徴があります。展示を見る際には、体の模様や姿勢に加え、水と陸を行き来する動きにも注目できます。 プランクトンルームには大小16本の水槽があり、ミズクラゲなど、水中を漂って暮らす生物を間近に観察できます。水の流れに沿う動きと、体を収縮させる動きが見られる展示です。ブルールームは生体展示とは異なり、「知床の海」を題材にしたデジタルアートの空間。幅約20メートルのスクリーンと床に海の世界が映し出されます。同じフロアで、小さな生物を水槽越しに見つめる体験と、広い海の景観を映像で感じる体験を組み合わせています。 館内には決まった順路がなく、気になる水槽へ戻ったり、ベンチで休んだりしながら巡れます。入館後の滞在時間の指定もなく、営業時間内で過ごせます。昼と夜では照明の雰囲気が変わり、夜は明るさを落とした空間で、休んでいる生物の様子にも目を向けられます。なお、展示は更新されており、「共創と遊びの部屋」と「鳥とトカゲと恐竜の部屋」は2026年7月にリニューアルされています。生物や展示内容は来館時の案内が基準になります。 飲食施設「シロクマベーカリー&」では、北海道産小麦を使うクロワッサン、コーヒー、ビール、カクテル、地元の素材を使ったバルメニューなどを扱っています。館内は全フロアで飲食が可能で、外で購入した飲料や食品の持ち込みも認められています。また、「WONDER BOOKS」では自然科学を中心に芸術や文学まで本をそろえ、オリジナルグッズ、北海道のお菓子、道産ワインも販売しています。展示と関連する本や品を選べる点も、この水族館の特色です。 館内にはエレベーターと多目的トイレが設けられ、5階の有料エリアには授乳やおむつ替えに使うベビールームがあります。車椅子の貸し出しもありますが、台数に限りがあり、事前予約は受け付けていません。ベビーカーの貸し出しは行っていないため、必要な場合は持参することになります。有料コインロッカーも館内に設置されていますが、こちらも数に限りがあります。設備の場所や貸出状況は入館時の案内で確認できます。 個人で楽しむための写真撮影は可能ですが、生物の保護と通行の安全のため、フラッシュや照明、三脚などの撮影補助機材を使う撮影は控えるよう案内されています。場所を占有する撮影や、大声を伴う撮影も認められていません。商用・営利目的での撮影はできず、館内でのライブ配信も禁止されています。写真をSNSへ載せる場合も、無関係な来館者やスタッフのプライバシーに配慮する必要があります。 通常の営業時間は10時から22時、最終入館は21時です。定例の休館日は設けていませんが、季節による時間変更や施設メンテナンスによる臨時休館があります。チケットはオンラインと現地で購入でき、入館枠が完売した場合は当日券の販売がないことがあります。地下鉄の大通駅から徒歩約3分、市電の狸小路停留場から徒歩約1分。専用・提携駐車場はありません。来館前には公式サイトで営業情報、料金、入館券の販売状況を確かめてください。
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