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カップヌードルミュージアム 横浜は、横浜市中区新港にある、インスタントラーメンの歴史と発明の工夫に触れる体験型ミュージアムです。日清食品の創業者・安藤百福の歩みを軸に、食品が生まれるまでの試行錯誤を、展示、映像、手作り体験、食事という異なる入口から紹介しています。総合プロデュースは佐藤可士和が担当し、創造的に考えることを施設全体のテーマにしています。 2階の「インスタントラーメン ヒストリーキューブ」には、3,000点を超える商品パッケージが並びます。出発点は1958年のチキンラーメン。そこから商品が増え、海外へ広がっていく様子を、実際の包装の色や形の変化とともにたどれる展示です。過去の商品に加えて現在販売されている商品や海外メーカーの商品も含まれ、身近な食品をデザインと食文化の両面から眺められます。 同じフロアの「百福シアター」では、架空のテレビ局を舞台にしたCGアニメーション「MOMOFUKU TV」を上映しています。約14分の映像で、安藤百福の生涯と発想の背景を紹介。壁面と座席が赤で統一されたミニシアターも印象的です。文章を読み進める展示とは異なるテンポで、商品の向こう側にいる発明者の物語に触れられます。 「百福の研究小屋」は、チキンラーメンの開発に取り組んだ当時の作業場を再現した展示です。再現の時点は、完成の見通しが立った1958年3月5日の未明。特別な研究設備だけに頼るのではなく、自分で集めた身近な道具や材料を使って工夫を重ねた様子が伝わります。商品パッケージの華やかな展示とあわせて見ると、一つの食品の出発点にも目が向きます。 「クリエイティブシンキング ボックス」は、安藤百福の考え方を六つの切り口で紹介するコーナーです。身の回りからヒントを拾うこと、視点を変えること、失敗しても試し続けることなどを扱います。「安藤百福ヒストリー」では、約58メートルにわたる展示に写真や語録、時代背景を配置。子どもの目線に合わせた佐藤オオキのイラストも添えられ、人物の歩みと考え方を関連づけて読める構成です。 3階の「チキンラーメンファクトリー」は、小麦粉から麺づくりを体験する予約制の工房です。生地をこねてのばし、麺を切り出して、蒸した麺に味を付ける工程へ進みます。蒸す工程と油で揚げる工程はスタッフが担当し、参加者はパッケージのデザインにも取り組みます。所要時間は70分で、対象は小学生以上。二人一組で行い、小学1~3年生は中学生以上の人と組む方式です。 「マイカップヌードルファクトリー」では、カップの絵柄と中身を自分で選びます。カップにデザインを描き、4種類のスープから一つ、12種類の具材から四つを組み合わせる体験で、味の組み合わせは5,460通り。完成までの目安は45分です。参加には当日配布の整理券、または事前予約の利用券つき入館券が必要で、通常の入館だけとは参加方法が分かれています。 4階の「カップヌードルパーク」は、子どもが麺の立場になって製造工程を進むアスレチックです。製麺を表現したネット、味付けをイメージしたボールプール、油で揚げる工程を表した仕掛けなどを通り、体を動かしながら工場の流れに親しめます。有料で、利用対象は3歳以上の小学生以下、身長90センチ以上。展示を見る時間に、子ども向けの活動を組み合わせられる施設です。 食の展示は、4階の「NOODLES BAZAAR―ワールド麺ロード―」にも続きます。アジアの夜市をイメージした空間に八つの屋台が並び、各国の麺料理をハーフサイズで提供しています。メニューは食文化研究者・石毛直道の監修によるもの。アジア各国から取り寄せた家具や道具、小物も置かれ、麺の種類だけでなく、食事を取り巻く雰囲気にも目を向けられます。 所在地は神奈川県横浜市中区新港2-3-4。みなとみらい線のみなとみらい駅と馬車道駅からそれぞれ徒歩8分、JR・市営地下鉄の桜木町駅から徒歩12分です。館内にはミュージアムオリジナル商品やインスタントラーメン関連のグッズを扱うショップもあり、展示で見た発明やパッケージの世界を、お土産選びへつなげることができます。
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