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国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4にある国営公園です。園内は、花畑が広がるみはらしエリア、樹林エリア、砂丘エリア、西口エリア、草原エリア、遊園地のプレジャーガーデンなどに分かれています。季節の花を見る場所に加え、自然観察、古民家の見学、芝生での遊び、アトラクションといった異なる過ごし方があります。西口・翼のゲート、中央ゲート、海浜口・風のゲートなど複数の入口があり、目的の場所に近い入口を選べます。 代表的な花の景観をつくる「みはらしの丘」では、春のネモフィラと、夏から秋にかけてのコキアが季節をつないでいます。ネモフィラの時期が終わるとコキアを植え、丸い株が夏の緑から秋の赤へと変化します。秋には周辺のコスモスも見どころになります。紅葉期を終えたコキアは11月に刈り取り、翌春に向けてネモフィラの種をまき、霜除けシートで保護します。同じ丘でも、開花・紅葉だけでなく植え替えや冬の養生によって景色が変わるため、花の状態は訪問日の公式情報を確認してください。 西口エリアにはスイセンガーデン、たまごの森フラワーガーデン、記念の森散策路、西池などがあります。春の花カレンダーでは、スイセンは主に3月下旬~4月中旬、チューリップは4月中旬~下旬、みはらしの丘のネモフィラは4月中旬~5月上旬が目安です。スイセンガーデン周辺のウメや、記念の森などのクリスマスローズも紹介されています。これらは例年の目安で、その年の気候や植栽計画によって時期・種類・本数は変わり、同じ日にすべての花が見頃になるわけではありません。 みはらしエリアでは、花畑とともに古民家を見学できます。旧土肥家住宅は、稲敷市下太田の利根川沿いの新田開発に関わって建てられた住宅で、江戸時代前期の主屋と中期の隠居屋が残っています。1981~1982年の解体後に保管されていた部材を使い、2010年に公園へ移築復元されました。2棟がともに残る価値などから、2018年に茨城県の有形文化財に指定されています。周辺には旧會澤家住宅や里の家もあり、花の景色の近くで地域の暮らしと建築の歴史に触れられます。 砂丘エリアの砂丘観察園路は、もとの地形と植生を残し、海浜性の植物を見られる場所です。海辺の厳しい環境に適応した植物が育ち、海浜植物パートナーの活動としてスカシユリなどの増殖も行われています。周辺には大砂丘、砂丘ガーデン、サンドガーデン、ロックガーデン、香りの谷などが設けられています。グリーン工房から続く観賞デッキにはエレベーターで上がる経路もあり、サンドガーデンを上から眺められます。花畑とは違う、砂地と海浜の自然に目を向けるエリアです。 みはらしの丘の北側には沢田湧水地があります。厚い砂の層の下に水を通しにくい砂質泥岩の層があるため、地中へしみ込んだ雨水が湧き出す環境になっています。オゼイトトンボやホトケドジョウなど、多様な生き物が生息する場所です。沢田湧水ネイチャーハウスは、この生態系を観察する環境学習の拠点で、通常は4~11月の土日祝にガイドツアーを案内しています。普段は入れない中流部もツアーで観察するため、自由に立ち入れる範囲とは区別し、当日の開催条件に従ってください。 草原エリアの大草原は約8ヘクタールの芝生広場で、ボール遊びなどの利用から大規模イベントまでを想定した多目的の場所です。休憩所やトイレ、コインロッカー、周辺の駐輪場も案内されています。同じエリアの林間アスレチック広場には15種類の遊具があり、主に小学校低学年くらいを対象にしています。開放的な芝生と木々の間の遊び場を組み合わせられますが、大規模催事の設営・撤去などで利用範囲が変わる場合もあるため、園内の規制案内を確認してください。 プレジャーガーデンには大観覧車をはじめとするアトラクションがあり、花や自然を楽しむ散策と乗り物での遊びを組み合わせられます。公園の入園料とアトラクションの料金は別で、乗り物ごとに年齢などの利用条件があります。園内の移動にはシーサイドトレインも運行され、通常は約40分で周遊し、複数の停留所で乗り降りできます。春・秋の行楽期には直行便などの別ルートが設定され、停留所が移ることもあります。車椅子のまま乗車できる車両がありますが、ペット同伴では利用できません。 園内には自転車の専用コースとサイクルセンターがあり、レンタサイクルの基本利用時間は3時間です。貸出の最終受付は閉園1時間前、利用終了は閉園30分前と案内されています。一日券は繁忙期に販売を休止することがあり、2026年9月19日~11月3日の土日祝は3時間券のみの販売です。車椅子、ベビーカー、シルバーカーは各ゲートで無料貸し出しを行っていますが、予約はできず台数に限りがあります。ベビーカーは満2歳までの幼児1人用という条件です。 秋の施設利用には個別の制限もあります。2026年はバーベキュー広場が9月28日~11月9日に利用停止、テラスハウスは9月9日~11月11日に利用制限と案内されています。テラスハウス内の授乳室は利用でき、休憩には西口広場休憩所やレイクサイドカフェ横の休憩テントが案内されています。また、花火イベントに伴い9月30日~10月5日は一部区域に規制があります。これらの期間や区域は公式のお知らせと園内表示を確認し、利用予定の施設を個別に確かめてください。 開園は通常9時30分からで、閉園は季節により16時30分、17時、18時と変わります。原則火曜休園ですが、春・夏・秋などに毎日開園する期間があり、年末年始と2月にも休園期間があります。中学生以下の入園は無料で、春のネモフィラ・秋のコキアの見頃には季節料金が設定されます。2026年秋の季節料金期間は10月9日~11月3日です。公共交通ではJR勝田駅東口から路線バスで海浜公園西口まで約15分、プレジャーガーデン前まで約25分が目安です。車の場合は駐車料金が別途必要で、目的地と利用ゲートに合う駐車場を選んでください。
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