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富山市ガラス美術館は、富山市中心部の西町にある、現代ガラスの表現に触れられる美術館です。複合施設「TOYAMAキラリ」の中に、コレクションを紹介する展示室や、空間全体を使ったガラス作品の展示を備えています。器として親しんでいる素材が、彫刻や大きなインスタレーションへと姿を変える様子を、階ごとに異なる展示で見ていけるのが特徴です。 六階の「グラス・アート・ガーデン」では、現代ガラス作家デイル・チフーリのインスタレーションを鑑賞できます。代表的なシリーズである《ペルシャン・シーリング》や《ミルフィオリ》など、五作品を展示しています。作品を単独の小さな物として見るだけでなく、色や形がまとまって広がる空間として受け止められ、ガラスという素材の多彩さを感じられる展示です。 四階では、富山市が「ガラスの街とやま」を目指して集めてきた現代ガラス作品を、コレクション展として紹介しています。展示作品は定期的に入れ替わるため、いつ訪れても同じ並びとは限りません。形や色の美しさに加え、社会の変化や新しい価値観に応じて生まれた作品を扱っているので、作者がどのようにガラスを表現へ結び付けているかにも目を向けられます。 二階から四階のパブリックスペースには「グラス・アート・パサージュ」があります。富山にゆかりのある作家たちの作品を、展示室の中だけにとどめず、建築と関わる場所に配しています。器、オブジェ、彫刻といった表現に出合え、このエリアの観覧は無料です。公式案内には約二十名の作家による約五十点が紹介され、こちらも定期的に展示替えが行われます。 建物の見方にも、この美術館ならではの楽しみがあります。隈研吾による建築コンセプトでは、外観にガラス、アルミ、石を使い、角度の違いで光が反射する構成を説明しています。館内には南側からの光を取り込む大きな斜めの吹抜けがあり、その周囲に富山産の杉板、ガラス、鏡を配しています。展示を見る合間にも、木の質感や光の入り方を意識して歩ける建築です。 常設展の観覧券では、四階のコレクション展と六階のグラス・アート・ガーデンを鑑賞できます。一般・大学生の通常料金は二百円で、二十名以上の団体には別の料金設定があります。企画展は展覧会ごとに観覧料が決まるため、常設展と同じ料金で見られると考えず、見たい展示の案内を確認してください。高校生以下などの無料対象も設けられていますが、対象範囲や必要な提示物は公式の利用案内で確認できます。 開館時間は九時三十分から十八時までで、展示室への入場は閉館三十分前までです。基本の休館日は第一・第三水曜と年末年始ですが、展示替えや企画展の都合で、開いている展示室が変わる場合があります。全館の開館日だけでなく、コレクション展や企画展それぞれの会期も確認すると、見たい展示を中心に予定を立てやすくなります。公式トップには当日の開館状況と月ごとのカレンダーが掲載されています。 館内には展示室のほか、カフェ、ミュージアムショップ、ギャラリー、レクチャールームもあります。カフェとショップは営業時間や休業日が同じとは限らず、特にカフェは毎週水曜と年末年始が休みという案内です。展示の前後に休憩や買い物を考えている場合は、それぞれの営業案内を分けて確認できます。企画展とギャラリーの展覧会も別に案内されるため、目的の催しの会場を確かめて訪れてください。 公共交通でのアクセスは、富山駅から市内電車を利用する方法が案内されています。環状線の「グランドプラザ前」から徒歩約二分、南富山駅前行きの「西町」から徒歩約一分です。富山地鉄バスでは「西町」からすぐ、「総曲輪」から徒歩約四分。富山空港からも空港線のバスで総曲輪を経由できます。街なかの路面電車やバスの移動と組み合わせやすい立地です。 専用駐車場はないため、車で訪れる場合は周辺の駐車場を利用します。公式ページには周辺駐車場の案内があり、自転車用の駐輪場はTOYAMAキラリの南東側に設けられています。二十名以上の団体鑑賞には事前連絡の案内もあります。個人でゆっくり常設展を見る日と、学校行事や旅行のグループで訪れる日では準備が異なるので、人数と見学したい内容に合った利用方法を確認しておくと便利です。
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